肩に触れた憐の手首を優夜と刹那は乱暴に掴むと互いに引き寄せる。 「ひゃっ!?」 「ぅ……れ、」 「ぁ………れ、」 「「れ……、ん…」」 二人の言葉が憐の耳に染み込んでいく。 「っ…、 はぁ…はぁ…」 「っう……はぁ…」 二人は頭痛が治まったのか、憐の手首をゆっくりと離した。 憐は赤くなった白い手首を見つめながら二人を思う。 顔を上げ、二人を見る。 「……今の、」 「なん…、なんだ…」 「大丈夫…?」 憐が二人の肩にもう一度手を置く。