IMITATION LOVELESS -Remember-



「すだまぁ…」


谺は一枚の羽を大切そうに握り締めた。


「………、」

「…アンタが…」


谺の女子とは思えない声に その場は凍りついた。

綺麗なエメラルドグリーンとアクアマリンの瞳に憎しみと怒りの影がかかり始める。


「アンタが…こんな、こんな下らないコトをしなければ……誰も…傷付かなかったんだ!!!」


谺は背中に背負っていた刀を瞬時に抜刀する。

その時 谺の服の装飾が舞い上がる。
桜が舞っているような美しく、幻想的な光景も 今は怒りと憎しみに染まってしまっていた。