IMITATION LOVELESS -Remember-



「………谺、魑。 何があっても…僕のために……命を捨てないでよ?」


《れ…、ん?》
《何する…気だ…?》


憐は意思を固めた瞳で顔を上げた。


「要…」

「ん? 何ですか?」

「僕が死ねば…二人は……、優夜と刹那は死ななくて済むんでしょ?」

「……はい、貴女が死ねば…の 話だがね」


憐は一度俯くと唇を噛み締める。
血が滲むほど強く。


「………」

《《憐……?》》



―パンッ!


「っあ!!」