憐が小さく優夜の名前を呟くと、要が憐の腕を引いた。 要に抱き寄せられる形になった憐は恐怖で体が動かなくなってしまった。 「さぁ、この姫をかけて……撃ち合いなさい」 要の言葉が戦闘開始の合図になる。 互いに 懐から銃を取り出し発砲する。 優夜の弾丸が避けた刹那の長い髪を撃ち抜ける。 刹那の放った弾が優夜の左頬に掠り傷を作った。 「っ…」 「未々だな」 刹那は腰からもう一丁の銃を取り出し、優夜に目掛けて乱射する。 ―パンッ パンッ パンッ 「くっ……」