IMITATION LOVELESS -Remember-



憐のか細い声を聞いた要が憐の首輪に繋がる鎖を引っ張る。


「っ…!」

「優夜、刹那、愛しのお姫様のお目覚めだよ?」


要の嫌らしい声に 優夜が微かにこちらに振り向いた。


「余所見してると…危ないぞ…」


―パンッ

「っ!?」
「優夜!!」


優夜の左頬に刹那が撃った弾丸が掠める。
血を滲ませ一筋、溢れる。


「まぁ待て…、折角 お姫様がお目覚めなんだ。 場所を変えようじゃないか」

「…?」

「………」


要の後ろに控えていた黒スーツが憐を抱え上げる。

残りの黒スーツが優夜と刹那の腕を引いた。