「憐…?」 「………っ」 優夜と刹那が部屋に戻った時には誰も居なかった。 扉の前に落ちているぬいぐるみとロケットが 憐の身に何かが起きたことを伝えているようだった。 「「憐……」」 刹那がぬいぐるみを拾い上げたとき、窓に何かがぶつかる音がした。 見ると、真っ黒な梟が窓硝子に罅を作りながらずり落ちていくところだった。 「魑…?」 優夜は窓を開き、梟を抱き上げた。 真っ黒な梟はしばらく気を失っていたが 気がつくと暴れだす。 「キュー! キュー!」 「落ち着いて! 魑!」