IMITATION LOVELESS -Remember-



「うん…、そうだね」


憐は微笑むと愛しい二人の髪を撫でた。
擽ったそうに身を捩る優夜。
心地良さそうに微笑む刹那。


「……フフッ、可愛い…、」


「可愛いのは…」

「憐の方だと思うが…?」

「…起きてた……の!?」


優夜と刹那は喋り終わらない憐の腕を掴み、ベッドの中に引き戻した。


「あったかぁい、」

「憐は子供のように体温が高いな…」

「子供じゃないよ!」


憐は首筋に鼻を近付けてくる優夜と刹那の手を握る。

体が温かいのは、二人に抱き締められているから…。


「《……内緒だけどね》」


憐は嬉しそうに微笑んだ。