IMITATION LOVELESS -Remember-



「うん…おはよう…」


憐は起き上がり、背伸びをする。
そして 二人の頬に口付けを落とす。


「っ!?」

「れ…ん…?」


「僕、夢の中で二人に約束してきたよ…」

「「約束?」」


憐はベッドから降りるとその場でクルンと回った。


「もう、二人の傍から絶対、離れないって…」

「………憐」
「……ふ、ありがとうな…」


優夜と刹那は凛々しい憐の姿を見て心で呟いた。


"鮮やかすぎて見えない…
貴方の横顔…―。"


"眩しく照らされる…―。"


「……光は」

「幻……」


優夜と刹那の囁きを聞いた憐は二人に背中を見せて、そっぽを向いてしまった。

しかし、顔だけを優夜と刹那に振り返らせると 儚く、優しく、愛しげに微笑んだ。



【お願い…僕の手を
離さないで…?
光は幻のように、
消えていく…―。】



「優夜、刹那、貴方達は……僕の光だよ?」

「それは…」

「俺たちも そうだ……」