優夜が離れ、憐は支えを無くし倒れ込みそうになる。 しかし そんな憐を刹那の力強い腕が支えた。 「憐……」 「……」 刹那は自分の右手を憐の左手に絡み合わせると、空いている左手を 憐の頬を包む様に添える。 すると 憐も空いている右手で刹那の頬に触れてきた。 「憐……」 憐は光の無い瞳で刹那を見つめるだけだった。 残酷に無口な 憐の瞳の奥に感じられるのは、恐怖と怯えだった。 「二人とも、紅茶 淹れたよ?」 「あぁ…、行こう 憐」 憐は小さいながらも頷いた。