IMITATION LOVELESS -Remember-



二人はタオルをクロゼットから持ち出し、憐に渡す。

しかし 憐はタオルを受け取ろうとしない。


「……憐」


優夜に呼ばれ微かに顔を上げた憐の唇に 柔らかなものが押し付けられた。


「ん……」


冷たくなった二人の体を暖めるように、優夜と憐は深く舌を絡め合う。


「ん…」
「………」


優夜はキスをしながら憐の髪を揺っているリボンを掴む。


「…っ」

「っは…」


優夜と憐が唇を離した。
そのまま優夜が露出した憐の首筋に赤い花を散らした。


濡れた髪をほどき 交わした口痕の後、優夜は憐を抱き締めた。

しかし 直ぐに離すと立ち上がり、微笑んだ。


「紅茶 淹れ直すね」