IMITATION LOVELESS -Remember-



「……どうしたの? 優夜…、刹那…」


瞳に映ったのはベッドに鶩座り-アヒルズワリ-をする憐と、いつもと雰囲気が違う蜩だった。


「「れ……」」


―ズギンッ!


「っあ!?」
「っく!!?」


【二人の目に写ったのは蜩と少女。
少女のタイツを履かせようとしている蜩。】

『蜩様、そういうことは召使いの私どもにお任せください』

【優夜が柔らかく、しかしキッパリと蜩を少女から引き離す。

蜩は一瞬だけ不機嫌な顔をしたが、少女にお辞儀をして部屋を後にした。】

『姫様 私どもがやります。 宜しいですね?』

【優夜が優しく微笑む。
少女は顔を赤くして頷く。】