パシャリ… 再び足音が聞こえた。 二人は足音が聞こえた方に顔を向ける。 そこには先程の女と同じ格好をしている少女が水溜まりで遊んでいた。 見るからに十七歳くらいだった。 フードから見える金髪。 「……?」 「………?」 二人は銃を少女に向けた。 しかし先程のように軽々と引き金が引けない。 まるで 体が少女を撃つなと言っているようだった。 「…ふぅ」 「撃てないんじゃ しょうがないよね…」 二人は銃を懐にしまい、少女に近寄る。