涙が止まらなかった。 「ちょっ、大丈夫…?」 佳菜子も、まわりの友達も心配をしてくれたけど… 涙はどんどん増えていった。 『卒業生の退場です』 気が付けば卒業生たちの 言葉も、もう終わっていた。 …本当に終わりなんだ。 本当に会えなくなる… 卒業生が次々と退場していき とうとう先輩の番。 どんどんと近づいてくる先輩。 「……っ」 ぐっと涙を堪えた。 目が真っ赤になっても気にしない。 最後の最後こそ 笑顔で。