3月9日




涙が止まらなかった。


「ちょっ、大丈夫…?」


佳菜子も、まわりの友達も心配をしてくれたけど…

涙はどんどん増えていった。



『卒業生の退場です』



気が付けば卒業生たちの
言葉も、もう終わっていた。



…本当に終わりなんだ。


本当に会えなくなる…



卒業生が次々と退場していき
とうとう先輩の番。




どんどんと近づいてくる先輩。



「……っ」


ぐっと涙を堪えた。



目が真っ赤になっても気にしない。



最後の最後こそ








笑顔で。