「すごいな、さすが国王様。」



"このスティックは貴方様しか持てませんので…。"



国王様はどれだけの魔法をかけたんだ…?



俺にここまでしなくてもいいのに…。



"それは、貴方様を大事に思っているからですよ。"



「勝手に心の中を読むな…。」


"失礼しました。"



「あまりやめてくれよ、恥ずかしいから。」



"わかりました。"



と言いながら微笑を浮かべるヨル。



なんだかんだ言ってかわいいな。



「ヨル。」



"なんでしょう?"



まだ笑ってるヨル。



「お前、可愛いな(笑)」



"変なこと言わないで下さい。"


こうして、大変な任務を言いつけられたが楽しく今日を過ごせ、良かったと思っている紫苑だった。






♭紫苑side end♭