「黙ってください、ほんとに退学させられちゃうかもしれませんよ」 「しない!」 「お金の力ってやつですか?」 「俺はしない、そう思ってるだけだ」 透は口角を上げ不気味な笑みをした。 「名央さんって僕よりもバカかもしれませんね」 「ああ、そうだな」 透は床に落ちた本を拾う。