この場所で過ごして 2




俺と竜矢は透の隣の席に座った。


透は本を読んでいる。



「透、それなんて本なんだよ?」


「ただの小説です」


「どんな小説だ?」


「ミステリーですけど」



透は本を手放そうとはしない。


せめて話すときぐらい本離せよ。