この場所で過ごして 2




「お前は学校に通うことになっていいのかよ?」


「そうです、学校がお嫌いなんじゃないんですか?」



すると湯山くんはドアを開けた。



「……淑恵ちゃんが頑張っているから」


「え?」



そう言って湯山くんは教室から出て行った。