「ねえ、この人誰?」


「知らねぇよ」



知らないって…


今までいっしょにいたんじゃないの?



「私と名央さまが4時間目に学校に来たときにはそのお方がいました」


「んなわけでお前誰?」



草宮がそう聞いたときドアの開く音がした。