しかし名央さまは毎日私に話しかけるようになった。 『竜矢聞いて!俺今日は学校のボス倒したんだぜ!』 しかも話す内容はケンカに勝ったことや道で拾ってきた珍しいもの。 『それはすごいですね、名央さま』 けど私にとってはくだらなかった。 私はこの子の暇つぶしの道具みたいなものだ。