この場所で過ごして 2




「竜矢さん!」



あたしはドアの近くに行った。



「乃香さん?」


「あたし思うの、確かに1人で生きてる人はいる、でも寂しさに耐えられる人なんかいない」


「……」


「あたしも…そうだから…」



先生がいなくなってからあたしはずっとひとりぼっち。


寂しくて泣いてた時もあった。