「理央くん、どうしたの?」


「なんか『立入禁止』って書かれてるよ」


「え?」



先のほうを見ると確かに『立入禁止』と書かれていた。



「別に平気だろう」


「そうだよ、竜矢さんだって通っているはずだし」



あたしたちは普通に通ろうと思っていた。


しかし…