「竜矢はこの学校の屋上にいる」


「じいさん…」


「…ちゃんと竜矢と話し合えよ」



おじいさんはそう言ってあたしたちに背を向け歩き始めた。



「…じいさん!ありがとう!」


「おじいさんありがとう!」



おじいさんお礼を言ってあたしたちは高校の中に入って行った。