あたしたちは紀子さんの部屋から出ようとした。 「待って、もう1つ伝えたいことがあるの」 すると紀子さんはあたしたちを呼び止めた。 「あたし、海外に行こうかと思うの」 「え?」 「あたし外国で仕事するのが夢だったの、その夢を竜矢さんは応援してくれたから…」 紀子さんの表情は嬉しそうに見えた。