光~彼との夏物語~



「僧雲」

「なんだ?千鶴」

「これからも永遠に2人一緒にいたいね」

「あぁ。」

幼い頃の記憶。
ずっと ずっと
昔の話。

大きくなったら結婚して、幸せになって。

どっちかが死んでも来世また一緒になろうと誓った。
幸せになるはずだった。


”ずっと一緒に”

彼女は幼いとき
流行り病に倒れ死んでしまった。
助ける術なんてなかった。

でもまた来世で。

約束したから----…



そして今日もまた
少女を探し彷徨う天使。