「待って、美鈴。久々に一緒に帰ろう」


――‐‐‐先輩、ダメだよ。
せっかく我慢してたんだよ。
仲のいい後輩でいたいけど
私は先輩のこと好きだから。

その役目、貫くことが
できそうにないんだ。


「美咲先輩に悪いんでっ!じゃっ!!」


「えっっ!!!??ちょっ!!美鈴っ!!!」


先輩の声をふっきって
私はダッシュして帰り道を進んだ。



仲のいい後輩って思ってくれてるから
先輩の恋、応援する。



そう決めたから。