中学1年。
この年を忘れることはないだろう。
中学生にもなり
あの頃みたいに遊ぶことはなくなり
寂しさを覚えていた。
3年生はやっぱ大人で。
かっこよくて、近寄りがたい感じ。
私の学校は知ってる人がいっぱいだから
すぐ馴染むことができた。
先輩も同じ学校だし。
ホームルームも追えて
帰り支度もして。
友達と帰ろうと廊下をでた。
びっくりした。
「・・・・――さん。」
先輩がいた。
「久しぶりだなっ。美鈴。」
待っててくれたんだ・・・
泣きそうになったけど堪えた。
「これからまたお願いします!先輩♪」
精一杯の笑顔。
「その先輩っていうの、
なんか恥ずかしいな(笑)」
「だって中学入ったら先輩!
って感じじゃないですかーっ」
「んー・・・まぁいっか(笑)」
「はい♪」
「美鈴、部活決めた??」
「やっぱ剣道ですかね・・・」
「ありがとうございますっ!」
先輩が頭を下げてきた。
「いえいえ、お願いします!」
これにてはれて剣道部員になりました。
先輩、勧誘にきてたのかよっ!!
