「お嬢様、秀様が見えていますよ」
「んーあと5分だけ・・・」

「おい、早くおきねーろ襲うぞ」
「んーー・・・ってキャーーーーーーー」

目を開けるとドアップで秀の顔があった。
「何で秀ここにいるの?」
「迎えにきたからに決まってんだろ。てか早く着替えろ。遅刻するぞ」
「今何時?」
「もう8時」
「えー遅刻しちゃう」
私は10分で仕度をした。
「行って来まーす」
「行ってらっしゃいませ、お嬢様」
たくさんのメイドさんたちに見送られて秀と家を出た。

「なんとか間に合ったね。」
「ギリギリな」
「ごめんなさい・・・」