――中二、春。 「最、悪」 下校途中、雨が降ってきた。 しかも部活で遅れたから1人。 『今日は一日快晴でしょう』 にこやかに笑うお天気のお姉さんを信じた俺は、もちろん傘なんて持ってない。 家まではかなりの距離がある。 「…はぁ…」 しかたなく、近くの神社で雨宿りすることにした。