まだ少し肌寒い通学路を
4人で歩いてゆく。
それからというもの、
私たちの行動範囲は広がり
ほとんどが4人でいる時間だった。
「暑いねー…」
「ものすごく…」
下敷きでパタパタあおぎながら、
窓に寄り掛かってグダーっとする
由紀ちゃん。
季節は変わり、夏に入った。
このところ、猛暑日が続いて
授業をろくに受ける気がしない。
「あれから、佐藤君とは?」
「あたしね、夏祭で告ろうと考えてるの…」
「えーーっ!?
照れるようにして下敷きで顔を隠した。
「ありさにはちゃんと言おうと思ってたから!」
「由紀ちゃん…」
「ありさ?…」
「おめでとー!!!」
嬉しさのあまり、突撃気味に
由紀ちゃんへ抱きついた。
「うわっ!」
「頑張ってね〜」
私は半泣きで、由紀ちゃんは
笑いながら、また下敷きであおいだ。
「田〜辺!と、加賀ちゃん」
「あ!和樹くん!」
佐藤君が私たちのクラスにやってきた。
と、いうのも彼は私たちの教室と2クラスも違う。
ちなみに、荻沼君もだ。
「屋上に来て!」
