臆病者の恋物語

斉藤に今日も呼ばれているからと言って、由佳里より早く家を出た。


学校はまだ生徒も少なくて、朝練をしている運動部の生徒が何人かいるくらい。


職員室もまだ数人の先生しかいなくて、斉藤の姿はすぐに見つかった。


「・・・斉藤先生」


呼びかけると斉藤は少し驚いた様子でこちらを見た。





・・・そんなに驚かなくていいじゃん。



斉藤「ついて来い。」


それだけ言うと斉藤は職員室を出た。