臆病者の恋物語

由佳里が急に泊まると言い出したので、由佳里のお母さんに電話して2人で夕食の買出しに行った。

早速、由佳里は兄ちゃんが送ってくれた若草色のワンピースを引っ張り出してきた。



うん、可愛い。


色違いのワンピースも探し出してきたが、私は断固拒否してTシャツにジーンズのすがたで出掛けた。

あまりにもアンバランスな2人組を街行く人達は奇妙な目で見たが、全く気にならなかった。


由佳里が隣に居る。

それだけで強くなれる気がした。




それから私たちは夕食を一緒に食べて遅くまでお喋りしながら、いつの間にか眠ってしまっていた。