理子は

翼が昨日立っていた場所まで来た。


深呼吸をして

そっとのぞいて見ると

もう翼が立っていた。


「え・・?」


「あ、おはよう!

 今日は寝坊しなかったようだね。

 でも・・(時計を見なが)

 いつもより20分早いかな?」


「あ、えっと・・・

 今日は待ってる側でいようかと

 早く来たのに・・・。

 え?じゃあ

 昨日は相当待ったんじゃ・・・。」


「あはは、そんな待ってないよ!

 一時間も二時間も

 待ってるわけじゃないし

 今日は、時間があるから

 ゆっくり歩いていけるね。」