翌日──。
「おっはよー!」
進藤君とともに教室に入ると、霧島君の元気な軽い朝のあいさつが耳に届いた。
すると目の前の光景に、あたしと進藤君は思わず顔を見合わせてしまう。
「なんで、霧島君がいるの?」
彼はあたかもあたしたちと同じクラスだったかのように、堂々と着席してこの場に馴染んでいた。
「えー? いいじゃん、別に」
「よくないっ!」
霧島君は昨日、プライドをズタズタにされたぐらいの衝撃を受けていたように見えた。
おまけに朝だというのに、このハイテンションぶりはなんなんだろう。
“どこ吹く風”とは、彼のような人間にぴったりだ。
あたしはそんな彼を見て、ため息をついてしまった。
だって、霧島君としゃべってると疲れてしまう。
「何か用なの?」
たまらず言うと、霧島君は今までのにこやかな表情からしけた感じに変えた。
「まあ、とりあえずさ。──俺、水嶋のことは諦めるってことで。じゃあな」
霧島君は一方的に話を終え、あたしたちに背を向けてブラブラと手を振って消えた。
「………………。あれだけ?」
「そうみたいだね……」
開いた口がふさがらない進藤君のこぼれた本音に、あたしも同感だった。
彼はそれだけを言いにあたしたちの目の前に現れたんだと思うと、霧島君の行動は全く理解不能だった。
「おっはよー!」
進藤君とともに教室に入ると、霧島君の元気な軽い朝のあいさつが耳に届いた。
すると目の前の光景に、あたしと進藤君は思わず顔を見合わせてしまう。
「なんで、霧島君がいるの?」
彼はあたかもあたしたちと同じクラスだったかのように、堂々と着席してこの場に馴染んでいた。
「えー? いいじゃん、別に」
「よくないっ!」
霧島君は昨日、プライドをズタズタにされたぐらいの衝撃を受けていたように見えた。
おまけに朝だというのに、このハイテンションぶりはなんなんだろう。
“どこ吹く風”とは、彼のような人間にぴったりだ。
あたしはそんな彼を見て、ため息をついてしまった。
だって、霧島君としゃべってると疲れてしまう。
「何か用なの?」
たまらず言うと、霧島君は今までのにこやかな表情からしけた感じに変えた。
「まあ、とりあえずさ。──俺、水嶋のことは諦めるってことで。じゃあな」
霧島君は一方的に話を終え、あたしたちに背を向けてブラブラと手を振って消えた。
「………………。あれだけ?」
「そうみたいだね……」
開いた口がふさがらない進藤君のこぼれた本音に、あたしも同感だった。
彼はそれだけを言いにあたしたちの目の前に現れたんだと思うと、霧島君の行動は全く理解不能だった。

