「ええっ!? ……とうとう、由奈が大人になる」

「お、大げさだよぉ。……でも、覚悟しなきゃ、だよね」

「そりゃあ……。由奈はどうなの? そーいうこと」

「ど、う……て」

あ、今日は進藤君とお泊まり。

あたしから誘ったんです。

 ……だけど、不安でいっぱい。


そろそろ、あたしたちもキス以上のことしたって、おかしくないし……。


でも、そーいうのは気になるのも事実……。


「なに、なにー? なんの話ぃ?」

「あ、結衣」

結衣ちゃんがあたしたちの話に加わってきた。


 ……そうだ!


「結衣ちゃんって、彼氏さんいるよね?」

「え? うん」

「結衣ちゃんって、その……。もう、エッチしたの?」

「ええ?」

結衣ちゃんは基本、明るいから、こんな顔を赤くするのは初めて見た……。


「今日、お泊まりなんだよ。だから」

奈月ちゃんが補足してくれた。


すると、結衣ちゃんは納得したみたいで、普通の顔色に戻った。


「あぁ、そーいうこと? あたしは付き合って、2日目にしたよ?」

「えっ!? 早い!」

「そう? でも、普通だって。みんなもそれぐらいだし」