……初めて、自分から誘った。

それに、家に泊めるってことは……。

覚悟……しなきゃ、いけないよね。


「いいの? 俺、期待しちゃうよ……?」

「……うん」

でも。

進藤君なら、いい。

 ……ううん。

進藤君だから、いいの……。


すると、進藤君は小指を立てながら差し伸べてきた。


「約束だよ?」

「うん」

あたしは小指を絡めて、笑顔で離した。


明日は、ドキドキのお泊まり。

進藤君と、2人っきり……。


「……楽しみだね、明日」

進藤君は笑顔で言ってきた。

あたしも、笑顔でうなずいた。