「もしかして、俺と一緒にいたくなった?」

「えっ、えっ……!?」

えっ、当てられちゃった……!!


図星を突かれて、動揺してしまう。


「え、マジで……?」

進藤君も意外だったみたいで、困っている表情。


「ヤバ……。だったら、マジに帰したくなっちゃったんだけど」

「え……?」

「……あ、でも、みんないるしなぁ……」

そう言って、頭を抱える。


「……あたし。明日なら、誰もいない……よ?」

「え?」

「明日……、両親は旅行だから」

あたしは顔が熱くなっていた。