あたし一人しかいない事をいいことに無我夢中で泣いていると ふいに後ろから王子様が言いそうなキザな台詞が投げ掛けられた。 人がいた事に驚いたけどその聞きなれた優しく綺麗な声を認識すると 苦しい心が少しだけ 和らいだ。 一歩一歩 あたしに近づいてくる 人の足音 『誰がモモちゃんを泣かせた?』 だけどあたしは 振り向かない。 『俺がぶっ潰してあげようか?』