ん・・・?
何か・・・頭冷たい・・・。
目を開けると、見慣れた天井。
ここって・・・。
「あたしの・・・部屋・・・何で・・・?」
・・・あ、そうだ・・・。
あたし・・・荒城の家に看病しに行って・・・
で、いつの間にか寝ちゃって・・・帰ろうとしたときに・・・
あれ・・・でもそこから記憶がない・・・
そういえば・・・荒城は?
と、ちょうどその時。
ガチャッ
「お、起きたか椎那!」
「荒城!」
部屋のドアが開いて荒城が入って来た。
「・・・ごめんな、俺のせいで・・・とりあえず椎那ん家まで運んだんだけど・・・」
「ううん、あたし・・・荒城に何もしてあげられなかった。ごめん・・・。体調はもう大丈夫なの?」
「ん、あぁもう平気。それより、椎那は?」
「うん、さっきよりはまし。多分、大丈夫!」
「多分って・・・じゃ、次は俺が看病してやるよ」
「へ??」
荒城が、あたしを!?
何か嬉しいような・・・恥ずかしい感じ・・・
「それじゃ、何してほしい?」

