恋する気持ち


【椎那side】


教室を飛び出して数分後。



・・・多分ここだ。



間の前には、荒城の家・・・と思われる一軒家が建っている。



再度、周辺と地図を見比べる。



・・・うん、間違いない。



よく見ると、表札に『荒城』って書いてある。



ついに来ちゃった・・・



おそるおそるインターホンを鳴らそうとした。



その時



「・・・・・・・・!!!!!」



・・・ん!?



何か聞こえた・・・しかも・・・荒城・・・



なわけないよね!



気のせいだな。



ピンポーーン・・・ピンポーーン・・・



インターホンをついに鳴らした。



・・・けど、誰も出てこない。



おかしいなぁ・・・確かにここであってるはず。



もしかして、寝ちゃった?



だとしたら、起こすのは悪いよね。



また後で来よう。



そう思って、元来た道を引き返そうとした時だった。



ガチャッ



「え・・・椎那!?」



突然玄関の扉が開き、聞き慣れた声が聞こえた。



振り返ると、そこには驚いた顔で荒城が立っていた。