恋する気持ち


【健side】


「全部・・・椎那の事が好きだからに決まってんだろ・・・気づけ、バカ・・・」



言ってしまった・・・。



これでフラれたら・・・俺立ち直れねぇ・・・



でも・・・山内も俺と同じ気持ちだと思う。



なぜか自身がある。



この自身はどこから来るのだろうか・・・。



遠くの方でさえずりが聞こえた。



伝えてからどれだけ時が過ぎただろう。



あたりは静寂していた。



すると、小さな声が聞こえた。



「嘘・・・」



山内の声だった。



「嘘じゃねぇよ、本当だ」



俺が言い切ると同時に、山内は涙が止まらなくなった。



後ろから抱きしめているから、表情は分からない。



でも・・・椎那は確かに泣いていた。



ワケを聞くと、顔を赤らめて言った。



「嬉しいんだもん・・・」



え・・・・え??



「あたし・・・あたしもね・・・荒城のこと、ずっと前から好きです」



え・・・好きって・・・まじ・・・か、まじか!!!



自身があったとはいえ、いざこうなると嬉しすぎてたまらない。



そして、俺と椎那は向き合った。



・・・ここでしっかり決めないとな。




「椎那・・・俺と付き合ってください」


「こちらこそ、お願いします」




やっと・・・叶った・・・



俺はうれしさのあまり、椎那を抱き寄せた。



「え、ちょ・・・」



まだ少し戸惑っている椎那が可愛くてたまらない。



これからは、何があっても守る。



絶対、守るから。