あなたとあたしの物語が、ここにあった。






中学1年の冬―



「俺、由衣の事好きだよ」




あなたの初めての告白だった。

舞い上がった気持ちもあったけど、あたしにとってあなたは大切な友達だった。






中学2年の春―




あなたをたくさん傷付けた。


わかったつもりになっていたあたしは、あなたの大きな器に涙を溢した。













高校1年の春―



あたしはアイツと出逢って、恋をしてしまった。