そして、触角が消えたある日、兄は珍しく僕を呼ぶとテーブルに一枚の紙を置いた。 「最凶学園合格通知。へえ・・ってはあ!?ナニコレ!!」 「合格通知だよ」 兄はニコニコと言った。 「合格って僕試験受けてないよ」 「うん。でも、そこの理事長父さんだから。父さんが、明日から通えだって。良かったね」 「・・一体ど~なってるの!!」 こうして、僕の高校生活は始まった。