カウンターに入って、心の叫び。





(なんでココに楠がいるのよ――――――ッ!!!)






学校からココまで、距離だいぶあるし、普通の高校生なら入らないような場所でしょ?





なのにっ…アイツは…。





まさか、そーゆー趣味ある、とか言わないよね?(笑)





いつもより、グラスに入れるアイスとポッキーの量を減らして、悪魔のもとへ向かった。






…そう、あたしは店員。コイツはお客様…






自己暗示をかけて、楠を見るけど…






無理!!






お客様に見えない!悪魔が座ってる!






「で?」






あまりの量の少なさに、げんなりしたのが丸見え。






「た、食べれば?」





「意味ないだろ」




ポッキーでキス手前まで、とか、教えられたけど…






「アンタに、ソレする意味もないし」






「あっそ」





あれ、引き際、すんなり……






「むぐっ…?!」




口の中が冷たい。





…そして、甘い。






「いただきまーす♪」





「?!」






アイスを飲み込む暇もなく、仕切りのないこの店で…






「んンっ…!!…やめっ…はぁっ…」





息、できなっ……





しかも、2回目!




なんとかしてコイツを引き剥がさなきゃ…!




クビになるし!好きじゃない奴にキスされてるとか、ありえないし!!





「甘…クセになりそ。次、ポッキーだろ?」





「!ば、バカ!勝手にっ…」





肩で息をするあたしに楠はただ、笑っていた。




最低!!





ガタン!





「外で待ってなさい!話がある!」





我慢できない!





自由奔放にも程があるでしょ!?