妄想店長~大人と子供~

 貴方の代わりのバイトは幾らでもいます。

 一人で切り盛りしようと先程、私なりに決心した所ですけれど、それは貴方に関係のない事です。

 遠慮なんか要らないんですよ?

 そのうちアイスピックで氷の彫刻でも彫れるようになる予定なんですから。

 素敵な計画でしょ?

 タオルを握り締め俯く貴方は、小さく息を吸い込んだ。

 何かを決心するように。

 告げられる言葉は分かっています。

 私の招いた事です。

 貴方が気に病まなくて良いんです。

 さっさと言って私との縁を切って下さい。

 貴方と私は違いすぎる。

 元々、私の想いは報われない事に決まっていたのです。