妄想店長~大人と子供~


「何をやってるんでしょうねぇ。」

 足元に呟いた声は酷く空虚。

 黙って傍観していればこんな事にはならなかったのに。

 貴方が殴られて終わりだったのに。

 後味悪くても、貴方にこんな私を見せずに済んだのに。

 殴られた貴方を介抱して私の株上げだってできたのに。

 もしかしたら、好きになって貰えたかもしれないのに。

 私はこんなんじゃなかった筈。

 こんな風に一人に振り回されて我を忘れるなんてなかった筈。

 衝動だけで行動するなんてなかった筈。

 まして、起こした行動から逃げるような言い訳なんてしなかった筈。