「叩いて本当にすっきりすると思いますか?無駄なエネルギーです。こんな事したい訳じゃないでしょう。」
私を睨みつける小娘に笑顔で告げ、貴方を振り返り更に笑顔を作る。
「俺は構わない。退いて下さい。店長。」
眉間に皺を寄せて真っ直ぐ私を見る貴方にとって、今の私は事を長引かせている邪魔者ですか。
いけない。
冷静でいなきゃいけない。
私は大人なんです。
ここで頭に血を昇らせてしまったら、この子供達と同じです。
ちゃんと笑えてますよね?
いつもの様に。
「香塚サン、殴られて差し上げる前に言う事があったのではないですか?謝られてもこの子の気が晴れないのは追い込んだ香塚サンの所為なんですよ。この子の気持ちを受け取った上で最初に言う言葉は謝罪じゃないでしょう?・・・付け上がるのも大概にしなさい。」

