妄想店長~大人と子供~


「うるさいっ、うるさいっ!殴らせてっ!」

 涙を拭いてあげていた私の厚意の左手は、バシンと小娘に振り払われていた。

 長い爪が私の手の甲に傷を作る。

 痛い、白魚の様な私の左手が・・・。

 それ、凶器ですよ。

「店長、あの、構わないんで。・・俺の問題だし。」

 知っている。

 そんな事。

 貴方に言われなくても分かっています。

 貴方が私を巻き込みたくない事も。