私がしっかり働こうと意欲満々になった所為か、本日最初のお客様。
珍しい、若い女の子一人。
未成年?
ここは大人の方が落ち着いてお酒を嗜む店ですよ?
「あ・・・何か用?」
スタッフルームにいた貴方が、顔を覗かせた瞬間に眉間に皺を寄せて女の子に言った。
「おや?お友達ですか。」
明らかに困惑気味の貴方の態度に、違うだろう、と思いつつ友達である事を願い笑顔を貼り付けた。
貴方の友達が来た事なんかない。
基より学生の乗りで来るような敷居の低い店じゃない。
こんな時だけ、有りもしない経営者のプライドを謳ってみる。
只の店長だけど、細かい事は気にしない。

