妄想店長~大人と子供~


 なんて自虐的。

 どちらかと言えば、サディストなんだけど。

 私が壊れていく。


「酷い。美人で通るアタシにキモいだなんて。」
「そうですか。すいませぇん。」


 またまた、即答。

 でも、今回は瞳が笑っている。

 この雰囲気は良い感じ。

 私って簡単。

 これで完全に浮上できた。
 邪魔な花びらを払い落とせた。

 これで、また調子に乗ってしまう。
 でも、こんな風に一喜一憂できる自分が可愛かったりする。

 浮上している時限定の感情だけれど。


 ルンルン気分の鼻歌でカウンターの中の貴方の横に立てば、呆れた様な苦笑い。


 作詞作曲アタシ、の鼻歌はセンスがないのは明らか。


 でも、楽しい。