妄想店長~大人と子供~


 あぁ、何でそんなに自信がないのですか?

 貴方に愛想を尽かすなんて有り得ない。

 逆ならまだしも、貴方以外どうでも良い私がそんな事絶対に有り得ないのに。

 絶対なんて嘘臭い言葉も、貴方に関してなら胸を張って言える事をしっかり教えて置かなくてはいけませんねぇ。


「さて、帰るか。俺は邪魔みたいだし。」


 食事を終えた男がビールを飲み干すと、立ち上がって私と貴方を見る。

 意地悪なその目は流石、私の幼なじみです。

 でも、そんなもの私に通用しませんよ?

 私の捻くれた性格は幼少期を過ごしたこの男の影響なのは確かなんです。

 この男が私の性格を熟知しているように、私もこの男を熟知している。

 恐らく、男なりのお節介です。

 年の離れた妹のような私を心配しての事でしょう。

 貴方はお節介な兄気取りの男に試されたんです。

 私への想いが本気かどうか。